[あたご]と漁船の位置関係
海自艦と漁船の衝突事件で、漁船側のレーダー図が出た。
漁船の記者会見だそうで、朝日(22日朝)の図解を参照し、
19日からの流れで展開してみた。
結果的には海自艦の罪を問うのはやむを得ないかもしれない。
が、真実を伏したままで一方的に過失を問うのはよくない。
混雑する海域の安全航行のためにも、真実をこそ問いたいのだ。
●3隻の僚船は、後に[金平丸](右)、[康栄丸](左)で、
1.8km の先頭に[清徳丸]が位置する三角形。
最先頭の[幸運丸]とは 3〜3.6km の距離。
●漁船団;28km/h(466m/min)で航行
[あたご];18.5km/h(308m/min)で航行
両者が真っ直ぐ接近すれば;46.5km/h(775m/min)となる。
接近距離 2km なら、2〜3分の余裕がある。
●[幸運丸];2.7km 接近で右折回避し、横切る。
この時、後の僚船は約 6km に接近していることになる。
●[金平丸];3km 以内(21日夕報道では 2km)でかじきり操作。
[康栄丸];直進
[清徳丸];直進(?)、(200m 〜1.2km に接近か?)
[金平丸]等は[清徳丸]衝突を視認していないのか(?)
●[長一丸];約 1.2km 離れて艦の前を横切る。(21日朝報道)
漁船団は5隻といわれているから、[長一丸]も含まれる。
が、[幸運丸]や[清徳丸]らとの位置関係がわからない。
○さて、大型船の船影を発見し、僚船が情報交換しているとき、
[清徳丸]が黙していたのは何故なのか。(19日夕報道)
後方の[金平丸]が回避行動をとっていたとき、
直進しながら危険を感じられなかったのか。
○海上衝突防止法にいう右側優先は、
陸上の交差点の感覚では律しきれないのではないか。
単なる優先意識ではなく、「阿吽」の呼吸だと思われる。
海の男たち同士の心を信じていたい。